TEXTILE 001

小倉織(こくらおり)
- ■産地:福岡県小倉市
- ■主な用途:着物や浴衣、その帯など
- ■素材混率:綿100%
TEXTILE JAPAN FOR SPINNERの連載1回目は、6色の青いグラデーションが美しく表現されたテキスタイル。そのいちばんの特徴は、はっきりときれいに色が出た経縞(たてじま)にあります。
生地というものはタテ糸とヨコ糸の交差から成り、密度が高いほうの糸の色が生地に表れてきます。この小倉織はとにかく経縞がはっきりと出ている。これ、ヨコ糸に影響されないほどタテ糸の密度が高いってことなんです。ちなみにヨコ糸の3倍の量のタテ糸が使われています。タテ糸が多く入ることで生まれる独特の生地のハリも面白い。 実際に触って小倉に根付く伝統とともに美しいストライプを味わってほしい逸品です。
PICK UP
-
SERIES
連載:ZIPPEDを振り返る
喋ってはいけない劇場で、語り続けるために/公演レポート Vol.12021.03.30
-
SERIES
連載:僕らはみんな、生きている!
私は、周りのパワーで生きている2021.03.17
-
COLUMN広がる記憶は砂紋のように
2021.03.08
-
DIALOGUESPINNER × 向田邦子没後40年特別イベント「いま、風が吹いている」特別対談 第1回 ミヤケマイ×前田エマ
2021.02.19
-
DIALOGUE遠山正道 × 前田エマ
2020.10.15
-
DIALOGUE槇文彦(建築家)× 前田エマ
2020.08.27