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連載:僕らはみんな、生きている!

2021.01.08


〜未来への光を灯す、もの創りをする人たちの暮らしの光をちょこっと見せてもらいます〜
今僕たちは、経験したことのないような不安や葛藤と暮らしている。
それでもどうしようもなく生きていたいと思う。そう思える気持ちはどこから生まれてくるのだろう。その心を支える光となるものはいったい何だろう。

2020年、街や人々が閉鎖的になり始めたころ、4月下旬に少し遠くに住む友達からLINEが来ました。

あ、何だろう。
この頃にくる久々の連絡というものは、安否確認や仕事の動向など、文字を打つ親指の動きが重たくなることが多かったりする。
開いてみると、そこにはLINEギフトのローソンお買い物券500円分の大きな画像。

共に添えられた言葉が、『甘いもの食べて頑張ろうね。(最近バスチーのおいしさ知った~)』

今思うと、自粛生活もまだ始まったばかりで何もかもが受け入れ難い不安で寂しかった時。それはきっと彼女も同じはずなのに。
優しさをひしひしと感じ、笑が溢れて心の温度が途端に変わった様に感じました。
すぐに、気負わない感謝の気持ちを返信しました。

ところで、バスチーってなんだろう、、。

調べてみると、ローソンで販売しているスイーツのシリーズ、UchiCafeで出しているスイーツの名前でした。なるほど、バスク風チーズケーキか! これは一年以上前から出ているシリーズらしく、、
なぜ気づかなかったんだ、、。

幸いにも家から歩いて3分ほどにローソンがあり、すぐに向かいました。
そこには、ちゃんとUchiCafeのコーナーがありました。しかもレジの向かいのとても目立つところに。
聞いていたバスチー以外にも様々な種類があり、ひとりでニコニコドキドキしながら、やっぱり最初はおすすめのバスチーから食べなきゃね!と自分に言い聞かせて、あれもこれもとなってしまう前に無事に購入。

帰宅して、消毒とうがいをしっかりと、
コーヒーを入れてバスチーをお気に入りの生成地にピンク色の小さなお花が並んだお皿にのせてベランダへ。
そして一口、
バスクチーズらしい濃密さと酸味の少ない後引くあっさりした甘さのギャップ、フォークを差し込んだ時の食い込み加減でその濃密さは予感していたけれどまさに裏切らないその舌触り、
お口の中は幸せいっぱい、心も満たされました。

友達に報告をすると判明したことが、私の家の近所のローソンにはUchiCafeシリーズが充実しているらしい。
そのローソンの横と裏には畑があったり向かいにはスーパーがあったりとのんびりした場所なのに。
この辺は今時のスイーツの消費率は少ないのか、店長がスイーツ好きなのか、なんて憶測したり。
私にとってはすごくラッキー。

それからは、UchiCafeスイーツが家での楽しみの一つに。気分転換や疲れたなと感じた時とかにね。
太っちゃうかも、という心配は、人にあまり会わないことをいいことに他所に置いとこ。

そういえば先日、テレビでコンビニスイーツを題材にしたドラマが放送されていました。
つい見入ってしまいました。その中で登場人物がね、コンビニはいつでも誰もが手軽に、幸せを感じることができる。という様なことを言っていたんです。なるほどなあ、一人ひとりの日々にいつでもただそこに居るだけで、寄り添ってくれる場所なんだなって。

当たり前に思ってしまうけれど、本当はすごいこと。
ありがとうございます、コンビニさま、UchiCafeさまさま、出会いにバンザイです。
友達にもバンザイ。

PROFILE

  • 小林安祐美

    1993年生まれ、東京都出身。写真家。
    2016年 日本大学芸術学部 写真学科卒業。大学在学中から、人と服との関係性を追求した作品を制作。品川キャノンギャラリーにて卒業制作
    「時を纏う」が選抜され展示を行う。
    2016 – 2019年までmina perhonenによるセレクトショップ「call」に勤務。販売・Instagramやイベント時の撮影を担当する。
    2019年秋に単身渡英 現在、新型コロナウイルスにより帰国。

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